保険診療の皮膚科に行ってもニキビ跡は治らない。
残念ながら。
これは皮膚科の先生が悪いというのではなく、そういう風に制度で決まっているからなんだよね。
患者側の視点で説明します。
皮膚科と美容皮膚科の違い
皮膚科と美容皮膚科の違いは、保険診療であるか否か。
皮膚科が保険診療で、美容皮膚科は自費診療。
つまりは、保険診療の方が安く済むってことだね。
ただ、安いだけに保険の範囲内でしか対処ができないってのが保険診療の最大の問題点。
なんかね、保険ではニキビ跡は疾患と認められてないのよ。
ニキビは疾患なんだけど、ニキビ跡は審美的な問題として扱われると。
「肌をもっとキレイにしたい? それは贅沢な悩みや。たかが保険でそこまでの面倒は見られへんで」みたいな感じ。
だから保険皮膚科のお医者さんは、ニキビ跡に対する治療手段をほとんど持っていないのが現実。
皮膚科の先生に言われたこと
だから、僕のような重症ニキビ跡の患者が皮膚科に行くと、先生が固まっちゃうんだよね(笑)。
重症ってこんな感じ。
この肌だと先生にどんな風に言われるのか、意訳して書いてくよ。
医者A「無理やで。美容皮膚科に行けや」
医者B「正直やり様ないんやけど、しょうがないから最低限のことだけするンゴ」
大まかにはこの2パターンにわかれるかな。
ただ、医者Bの「最低限のこと」が本当に幅が狭くて使い物にならないから、正しいのは医者A。
医者Aは一見冷たいようにも見えるけど、真実を言っているから悪い医者ではない。
皮膚科でのニキビ跡治療はどんな感じになるのか?
では、医者Bの病院に通院するとどうなるのか。
具体的に書くよ。
治療は薬の処方のみで行われる。
処方以外の治療は1度も受けたことない。
処方された薬は以下の通り。
- リザベン100mg
- 清上防風湯
- ビタミンCクリーム
リザベン100mg
これは本来はアレルギーの薬として使われるものなんだけど、傷が瘢痕化するのを防ぐ効果もあるみたい。
薬の説明には、長く飲み続けるとケロイドや瘢痕が緩和しますって書いてあった。
僕は1年くらい服用したけど、何一つ効果は感じなかった。
清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
漢方薬。
ニキビで皮膚科に行き、漢方薬をくださいと言うと大抵これが処方される。
そのくらいニキビの飲み薬としてベタ。
肌の赤みやシミ、ニキビ跡なんかにも処方されるみたい。
飲んでみた感想は、とにかく解毒作用が高い。
デトックスというのかな、お腹が緩くなって、ニキビがガンガンできる。
だから、体内の毒素がなくなればニキビはできなくなって小康状態となっていくはず。
ただ僕のように、歯の詰め物の金属がニキビの原因となっているような場合は、清上防風湯をいくら飲んでも毒素はなくならないから意味はない。

ニキビ跡への効果もまったく感じなかった。
ビタミンCクリーム
これはビタミンC誘導体が配合されたクリーム。
ビタミンC誘導体ってのは、皮膚に浸透しやすくしたビタミンCのことで、これを塗ると美白やシミの予防、ニキビ跡の改善などといった効果があるとされている。
効果として感じたのは下記の2点。
- 肌の色が明るくなる
- 肌の赤みが緩和される
クレーターへの効果はまったくなかった。
ビタミンC誘導体のみでクレーターを治すなんて夢のまた夢。
肌を表面的に整えるクリームって印象。
肌のキレイな人はこれで十分なのかもしれないね。
まとめ
ニキビ跡を治したいなら、保険診療の皮膚科には行ってはいけない。
というか、行ってはいけないというよりも、行くだけムダというやつだね。
なので、医者Aの言う通りに美容皮膚科に行くのが正しいルートとなるんだけど、美容皮膚科だと値段が高すぎるので、それは僕がおすすめしない。
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