意外とわかっていない人が多いのがたんぱく質の摂取量。
たんぱく質が体の原料となるので、こいつが不足しちゃうと体の修復がうまくいかないんです。
ダーマペンをやってもいまいち肌が改善しないという人、たんぱく質の摂取量を見直してみてください。
たんぱく質の摂取量の目安
いきなり結論になるけど、肌を治したいなら体重1kgあたり1.5g(1日につき)のたんぱく質が必要になります。
175cm/67kgの僕だとこう。
要は、1日あたり約100gが必要になるってこと。
たんぱく質が不足するとどうなるのか
ダーマペンをやっても肌が十分に修復しません。
体は損傷の起きた部位に「すべてに優先して」たんぱく質を送り込みます。原料がなかったら(足りなかったら)十分な補充はできませんよね。
これは筋トレも一緒。たんぱく質が足りてない状態で筋トレをしても筋肉は「絶対に」大きくならないんです。お高いジムに通おうが、有名なトレーナーについてもらおうがそれは無理。
1.5gの根拠は何か
僕の経験則でもあるし、多くの筋トレ本に書かれていることでもあります。
- デスクワークの人:体重1kgあたり1gが必要
- 活動的な人:体重1kgあたり1.5gが必要
- アスリート:体重1kgあたり2gが必要
こんな感じ。
デスクワークの人ってのはほとんど運動をしない人のことで、活動的な人は立ち仕事や軽い運動(ウォーキング、ランニング、ヨガ等)をしている人のこと。スポーツ選手やガッツリと筋肉をつけてカッコ良くなりたいメンズはアスリート。
つまりは体の損傷が大きい人ほど損傷を修復するためにたくさんのたんぱく質が必要になるよってことだね。
で、肌を修復したい場合がどこに入るのかってことなんだけど、僕は「活動的な人」の1.5gでオッケーだと思う。2gを摂取すればプロのアスリート並みに全身の筋肉を修復できちゃうわけですよ。顔の肌オンリーなら1.5gで十分でしょう。
100gの摂取の仕方
計算して食べるんです。それだけw。
要は、食べ物の栄養成分を見ながら「朝起きて夜寝るまでのあいだに100gを越えるように食べる」と。
コンビニのおにぎりだろうが弁当だろうが、はたまたチェーン店のメニューだろうが、そのほとんどで栄養成分が記載されています。
例えば、ツナマヨのおにぎりだったら「たんぱく質:6g、脂質:4g、炭水化物:40g」、吉野家の牛丼(並盛)だったら「たんぱく質:20g、脂質:20g、炭水化物:92g」、天下一品のこってりラーメン(並)だったら「たんぱく質:38g、脂質:66g、炭水化物:54g」。
なので、
- ツナマヨ×4個(たんぱく質:24g、脂質:16g、炭水化物:160g)
- 牛丼×2杯(たんぱく質:40g、脂質:40g、炭水化物:184g)
- こってり×1杯(たんぱく質:38g、脂質:66g、炭水化物:54g)
みたいに食べればたんぱく質の合計が102gとなり、晴れて「その日に摂取すべきたんぱく質の量をクリア」したことになります。が、この組み合わせでは脂質が多すぎる(合計で122gにもなるw)のでおすすめはしません(脂質については後述します)。
また自炊の場合は以下のサイトで検索すると栄養成分がわかるようになってます。
3大栄養素を理解しよう
とりあえず肌の修復だけを念頭に置くならばたんぱく質の量のみに注視していればいいのですが、それだと総合的に不健康になる恐れwがあるのでもう一歩踏み込んで栄養について見てみましょう。
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物
これらが3大栄養素。詳細は以下で説明します。
たんぱく質
肌、筋肉、髪などの材料になる。一番重要な栄養素。摂取すべき量は体重の数値の1~2倍。1g=4kcal。
- 動物性たんぱく質:肉、魚、魚介類、乳製品、卵
- 植物性たんぱく質:大豆、大豆製品、白米
脂質
ホルモンの分泌、脂肪の燃焼、脳の働きに作用する。摂取すべき量は1日に摂取すべき総カロリーの20~30%。1g=9kcal。
- オリーブオイル等の油、アーモンド等のナッツ、チーズ
炭水化物
活動のエネルギーになる。摂取すべき量は(1日に摂取すべき総カロリー)-(たんぱく質+脂質のカロリー)。1g=4kcal。
- 白米、パン、麺類、果物
総カロリーとは
こちらのページにて計算することが出来ます。
僕の場合
以上のルールに基づいて、僕の場合(30代、オッサン、活動量は普通)の推奨値を掲載しときます(たんぱく質:1.5倍、脂質:25%で計算)。
- 総カロリー:2677.5kcal
- たんぱく質:100.5g(402kcal)
- 脂質:74g(669.4kcal)
- 炭水化物:401g(1606.1kcal)
さっきの「ツナマヨ×4個+牛丼×2杯+こってりラーメン×1杯」の脂質の合計は122gだったじゃないですか。僕の脂質の推奨値は74gなので122gだと48gもオーバーしていることになります。そういう食べ方をしていると太るので要注意。
たんぱく質をしっかりと摂取しながら、脂質と炭水化物を推奨値の範囲内に抑えるのがポイントだよ!
まとめ
筋トレやダイエットをする場合、この3大栄養素の数値を理解しておくことが重要なんです。実践できればめっちゃ健康的に増量や減量ができるようになるので、是非この計算方法を頭に叩き込んでいただきたい。
もちろん、ダーマペンも同じ。
ただ、たんぱく質だけで改善するほどクレーターは軟弱な相手じゃありません。ダーマペンの強度(長めの針)と保湿、そしてたんぱく質が三位一体となってはじめて効果があらわれるもの。強度と保湿も忘れないようにしてください。
なお、このような重要な情報がかなりの後出しになりましたことを深くお詫び申し上げますwww。
(ダーマペンで効果が出ないというコメントをいただいたので書きましたw。栄養についてはずっと記事にしようと思っていたんですが、あまりに奥が深くてうまく書けずにいたのでした。)
コメント
だいきちさん、初めまして。34歳、ずっとニキビ跡がコンプレックスでフラクセルなど施術したけどいまいちで、だいきちさんの書く記事を読んで、11月からダーマペンの治療をセルフで始めました。2回やって、よくなってきているのを実感中です。今も、ワセリンで顔テカテカで書いてます(笑)。たんぱく質が大事だという記事、はっとして、昨日からプロテイン(ザバス)を食事の補助的にたくさん摂るようにしました。いつも、だいきちさんの書く記事を何度も何度も読み返しながら、つらいダウンタイムを乗り越えています。本当に励まされています。どんなに些細な内容でも良いので、また記事アップしてくださいね。楽しみにしてます。このサイトを作ってくださったことに感謝です。
ありがとうございます。
そうです、たんぱく質がわかるとプロテインがめっちゃ便利アイテムになるんです。
栄養や食事についての記事を書きながら、今後、プロテインなんかも紹介していこうと思ってたんですが、先を越されましたw。